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なぜ新2円切手にうさぎが採用されたのか

2014年4月1日から郵便料金が値上げになりました。これは消費税増税(5%→8%)に伴う郵便事業の収支悪化に対応したものです。

値上げ自体は1994年1月24日以来20年ぶりですが、前回の増税(3%→5%)は1997年4月に施行されましたので(1994年11月に成立)、前回の郵便料金の値上げは消費税増税とは無関係です(ですが、また増税(8%→10%)された場合には、増税を理由にさらに値上げされて、うさぎさん切手が消えてなくなってしまう可能性があります)。

今回新たに発行された普通切手は、全11種類(2円、52円×3種類、82円×2種類、92円×2種類、205円、280円、310円)であり、3月3日から発売が開始されました(2014年3月31日現在は27種類(1円、3円、5円、10円、20円、30円、50円×2種類、70円、80円×2種類、90円、100円、110円、120円、130円、140円、160円、200円、270円、300円、350円×2種類、420円、500円×2種類、1000円)の普通切手が発行されています)。

そのうちの2円切手は、11年半ぶりに復活し(秋田犬がモデルになった旧2円切手は2002年にいったん販売が終了しています)、帰ってきた2円切手はエゾユキウサギがモデルになっています。

さて、今回なぜエゾユキウサギが2円切手のモデルになったのでしょうか。

それは、今回新たに発行された11種類の普通切手が「日本の自然」をテーマとしてデザインされたからです。

切手のテーマはその時々の時代性等を考慮して企画されることが多く、切手デザイナーが企画からデザイン(プロデュース)まで手がけます。

したがって、どの切手デザイナーが担当するかによって切手のモデルもデザインも変わることになります。

今回の普通切手は、郵便事業株式会社・郵便事業部・切手デザイン担当部(通称:切手デザイン室)に所属する貝淵純子さんが1人で全11種類のデザインを手がけています。たった1人で手がけているのかと思うかもしれませんが、そもそも切手デザイナーは全国で8人しかおりません。

ちなみに、郵便料金が値上がりするので、かつての50円切手、80円切手およびハガキを使用するためには新2円切手を足さなければ使用することができません。

うさぎさん切手は、旧50円切手、旧80円切手の横にちょこんと貼ってあげるとかわいいですね。

そうなると、極限までうさぎさんのかわいさをアピールするために、うさぎさん切手を21枚(52円の場合)ないし41枚(82円の場合)、さらには155枚(310円の場合)まとめて貼るという方法も考えられますが、資源の無駄ですし、うさぎさんそのものというよりも、単に使用者がうさぎ好きであるということをアピールしているにすぎないので、趣旨からはずれます。

何よりも1羽がさりげなく横に座っている姿がかわいいです。

なお、普通切手の製造コストは1シート(20枚)当たり約10円(1枚当たり約45~50銭)ですので、2円切手であっても利益は出ますが、それよりも何よりもうさぎさんがモデルになっていることの付加価値は計り知れません。

そして、エゾユキウサギがモデルになったということは、うさぎさんの時代が到来したことを意味するといってよいでしょう。

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