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うさぎの先祖はどんな姿をしていたのか

うさぎさんの先祖をご存知でしょうか。

さぞかし昔のうさぎさんもぴょんぴょんと跳び回っていたかと思いきや、昔のうさぎさんの大きさは今のうさぎさんの6倍もあったそうです(体長1.2m、体重約12kg)。

今のうさぎさんがちょこんと背中に乗ることのできる大きさです。

発見された化石は、500万~300万年前のうさぎさんの化石であり、スペインの北東部に位置するメノルカ島(Minorca)で発見されました(『National Geographic News』2011年3月22日号)。

化石は「ヌララグス・レックス(Nuralagus rex)」と名付けられ、化石を解析して体型を再現してみると、今のうさぎさんの体型とは大きく異なっていました。

耳は小さく、目も小さく、後ろ足は短く、今のようにしなやかな脊髄を持っていなかったようです。

そのため、動きも鈍く、ぴょんぴょんと軽快に跳ぶことはできなかったそうです。

ここまで特徴が異なるのにもかかわらず、なぜうさぎさんの先祖とみなされたのでしょうか。

それはヌララグス・レックスの骨格と歯の構造が今のうさぎさんと同形だったからです。

そして、なぜ今のうさぎさんよりも大きな体をしていたのかというと、それは「島嶼化(island rule)」現象によるものです。

「島嶼化」とは、かの有名な自然科学者チャールズ・ロバート・ダーウィン(Charles Robert Darwin)が唱えた法則であり、島の環境下ではあらゆる生物が矮小化するという現象です。

すなわち、島においては大陸よりも食糧の量に制限があるので、必然的に個体の大きさも食料エネルギーの量に比例して次第に小さくなっていくというものです。

ちなみに、ヌララグス・レックスとは、「メノルカのうさぎ王」という意味です。

姿形は変われど、今でもうさぎ島の王はまぎれもなくうさぎさんであり、その称号は今も受け継がれているといえるでしょう。

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