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うさぎは泳げるのか

即答ですが、うさぎさんは泳げません。

正確には、泳げるけれど泳ぎたくないという表現をすべきですが、うさぎさんがしたくないことはできないのと同然です。

毛が水に濡れると風邪をひいて病気を併発するおそれがあるので、もともとうさぎさんは水に濡れるのが嫌いです。

ですが、誤って水の中に入ってしまった場合には、うさぎさんは泳がざるを得ないので泳ぎます。泳ぎ方は、力を入れて泳ぐというよりも、体は勝手に浮きますので手足を動かせば前に進むという感じです。

泳げないという事実は、うさぎさんを飼ってらっしゃる方であれば絶対に知っておくべき知識ですし、もしかしたら飼ってらっしゃらない方でも古事記を読んでご存知かもしれません。

『古事記』に出てくる『因幡の白兎(稲葉の素兎)』はなぜ皮を剥がされてしまったのかを思い出してください。

因幡の白兎はワニザメに皮を剥がされました。

皮を剥がされた理由は、因幡の白兎が川の向こう岸に渡るためにワニザメを利用したからです。

泳げない因幡の白兎は、親族の数を競おうとワニザメに話を持ち掛け、ワニザメは親族を集めましたが、因幡の白兎にはその気はなく、ワニザメの一族を川の向こう岸まで並べさせると、ぴょんぴょんとその上を渡りました。

利用されたことに気づいたワニザメは因幡の白兎に噛み付き皮を剥いだというわけです。

このように、うさぎさんが泳げないという事実は古くから知られていました。

ですので、もし泳ぐうさぎさんがいても、決して特別視しないでください。今も昔もうさぎさんは変わらずうさぎさんです。

人間の目からは「この子は他の子とは違って特別に泳げる」とお思いになるかもしれませんが、本人は泳ぎたくありません。

どうしてもお風呂にいれなければならない場合でない限り、水の中に入れてはいけません。

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