うさぎのことなら何でも分かる

うさぎの足にはなぜ肉球がないのか

うさぎさんの足の裏には肉球はありません。

その代わりに、足の裏は厚い毛で覆われており、まるでフッサフサの靴下を履いているようです。

そのため、フローリングの上だとツルっと滑ってしまいます。

もしうさぎさんに肉球があったら、少しは踏ん張りが利くので滑りにくくなるはずですが、なぜ肉球がないのでしょうか。

その理由は、逆に、肉球は何のためにあるのかを探ってみると分かります。

肉球は、主に食肉目の動物の足の裏に存在し、肉球は音を立てずに獲物に近づくためのクッションの役割として発達してきました。

また、食肉目の動物の肉球は他の部分の皮膚よりも厚くなっているので、足の裏を傷つけることなく歩くことができます。

これに対して、うさぎさんは草食ですので、音を立てずに獲物に近づくという必要性がありません。

また、天敵から逃げる際にも、音を立てずにジリジリと逃げるよりも素早く逃げた方が効果的です。

このように、うさぎさんには肉球を装備する必要性がありません。

むしろ、うさぎさんの皮膚はとてもデリケートですので、地面と接触して傷つきやすい足の裏を毛で保護する方が重要になってきます。

ちなみに、肉球は俗称であり、正式名称は「蹠球(しょきゅう)」です。

「蹠」の音読みは「あしうら」であり、「蹠球」は足の裏の玉を意味します。

一言に肉球といっても、実は肉球は足の裏の玉の総称にすぎません。

具体的には、前足に関しては、足の裏の中心にある肉球を「掌球(しょうきゅう)」、指の付け根にある肉球を「指球(しきゅう)」、足の付け根にあるポチっとした肉球を「手根球(しゅこんきゅう)」といいます。

また、後ろ足に関しては、足の裏の中心にある肉球を「足底球(そくていきゅう)」といい、指の付け根にある肉球を「趾球(しきゅう)」といいます。

なお、うさぎさんの足の裏は毛で覆われているので、あまり目立ちませんが、うさぎさんの種類によってはツメの根元の部分に肉球があるうさぎさんもいます。

LINEで送る