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うさぎの耳はなぜ長いのか

赤ずきんちゃんのオオカミは、おばあさんに化けた際に、耳が大きいのは赤ずきんちゃんの声をよく聞き取るためであると答えていました。

それでは、うさぎさんの耳が長いのも、よく音を聞き取るためなのでしょうか。

たしかに、うさぎさんは長い耳を左右に動かすことによって、周囲の音を広い範囲で聞き分けられ、音源の位置を正確に把握することができます(両方の耳はそれぞれ別々の方向に動かすことができます)。

また、うさぎさんは、人間が聞き取ることのできないレベルの周波数をとらえることができます(人間の耳で聞き取れる周波数が40ヘルツから1万7000ヘルツであるのに対して、うさぎさんは360ヘルツから4万2000ヘルツまで聞き取ることができます)。

これは、フクロウなど、超音波を使って獲物の位置を把握して静かに近づく天敵からの攻撃に対応するためです。フクロウなどが発する超音波を聞き分けることによって、うさぎさんはその追跡から逃れているのです。

ですが、うさぎさんの耳は、よく音を聞き取るために長くなっているわけではありません。

うさぎさんの耳が長いのは、耳を使って体温を調節するためです。

具体的には、うさぎさんの耳には毛細血管が通っており、血管を外気に触れさせて体内に溜まった熱を放出しています。

うさぎさんは汗腺が発達していないので、体温を調節することができず、長い耳が体温調節の役割を果たしているというわけです。

耳の表面積が大きければ大きいほど、冷却機能はより効率的に働くので、うさぎさんの耳は長く発達したわけです。

ちなみに、うさぎさんの耳には、立ち耳と垂れ耳の2種類がありますが、垂れ耳のうさぎさんは耳が垂れていて、フワっとしたヘッドホンをつけている状態ですので、立ち耳と比べて若干音を聞き取りにくくなっています。

ですが、それはわずかな差であり、垂れ耳のうさぎさんも人間よりもはるかによく音を聞き取ることができます。

そして、立ち耳のうさぎさんも、垂れ耳のうさぎさんも、差がなくとてもかわいいことは言うまでもありません。

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